2022年
Vol.7, No.3
目次
レビュー
「モンテーニュの〈魂〉の哲学 大西克智『『エセー』読解入門―モンテーニュと西洋の精神史』(講談社、2022年)書評」(筒井一穂)
自著紹介
「自著解説『ハイデッガーの超越論的な思索の研究』について」(丸山文隆)
「『「美味しい」とは何か』で消化できなかった話」(源河 亨)
「『哲学の門前』余滴」(吉川浩満)
訳者による紹介
「ノエル・キャロル『ホラーの哲学』なぜ怖いものが見たいのか」(高田敦史)
編者による紹介
「稲岡大志・森功次・長門裕介・朱喜哲編『世界最先端の研究が教える すごい哲学』」(長門裕介)
コラム
「新海誠が苦手だ」(森 功次)
Vol.7, No.2
目次
特集1 遺跡と廃墟の美学
序文(萬屋博喜)
「被爆建築の美学 旧広島陸軍被服支廠を中心に」(萬屋博喜)
「廃墟の保存は廃墟を壊す」(松永伸司)
「みえかくれする人影 廃墟と意図の美学」(難波優輝)
特集2 この論文がすごい
序文(古田徹也)
特集シリーズ 分析哲学と哲学史研究
趣意文(大戸雄真)
「分析哲学とニーチェ」(飯田 隆)
「ニーチェ哲学の「分析系」解釈について」(竹内綱史)
「ひとはいかにして本来のおのれを語りうるのか 分析哲学的ニーチェ解釈と歴史的観点との接続」(梅田孝太)
「「歴史」の問題 ニーチェ『人間的、あまりに人間的』における形而上学批判」(谷山弘太)
哲学への入門
「バーナード・ウィリアムズ入門 第1回」(渡辺一樹)
「性表現の哲学入門 第2回」(八重樫 徹)
論文
「「バーチャルYouTuber」とは誰を指し示すのか?」(山野弘樹)
「グッドマンの芸術理論にかんする一考察 なぜグッドマンは芸術を論じたか」(豊泉俊大)
「道徳教育論としての新アリストテレス主義的徳倫理学の可能性 ハーストハウスの「有徳な行為者」と徳の正当化に焦点を当てて」(中西亮太・羽根田秀実)
シリーズ ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第十回(玉田龍太朗/企画:稲岡大志)
報告
「これが高校生の本音?! 振り返ればそこに哲学がある」(和辻 龍)
レビュー
「次田瞬『人間本性を哲学する―生得主義と経験主義の論争史』(青土社、2021 年)書評』」(小林大晃)
コラム
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第6回 何をどこまで勉強すべきか」(桜川ひかり)
Vol.7, No.1
目次
2021 フィルカル・リーディングズ
序文(長門裕介)
「編集者が語る、学術翻訳のつくり方と「持ち込み」のススメ」(勁草書房編集部 山田政弘)
特集「大西琢朗『論理学』」
はじめに(朱 喜哲)
自著解説「「蛮勇」としての論理学へ」(大西琢朗)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評 新しい論理学ツアーに参加する」(澤田和範)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評 哲学における「論理学」のアップ・デートに向けて」(細川雄一郎)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評」(植原 亮)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評 「論理学」(ただし改造済み)」(槇野沙央理)
対談「『いのちとリスクの哲学―病災害の世界をしなやかに生き抜くために』をめぐって」(一ノ瀬正樹・蝶名林 亮)
論考
「マードックと現象学」(吉川 孝)
シリーズ: ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第九回(玉田龍太朗/企画:稲岡大志)
報告
「哲学の体系と実践 存在に触れながら」(畑 一成)
「これが高校生の本音?! 哲学に対する印象」(和辻 龍)
レビュー
「池田喬『ハイデガー『存在と時間』を解き明かす』(NHK 出版、2021 年)」(佐藤 暁)
「池田喬・堀田義太郎『差別の哲学入門』(アルパカ、2021 年)」(佐藤岳詩)
自著紹介
「『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』はなぜ生まれたか」(川瀬和也)
コラム
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第5回 翻訳書を読む・原書を読む」(桜川ひかり)
2021年
Vol.6, No.3
目次
小特集1 『闇の自己啓発』
「もしもドラッカー読者が『闇の自己啓発』を読んだら」 (長門裕介)
「静止した闇の中で」 (倉津拓也)
小特集2 応用することの倫理
「〈応用〉することの倫理にまつわる問題を真摯に受け止めること ハラスメントとジェンダーと」 (佐藤靜)
「哲学者が安楽椅子から立ち上がるとき」 (奥田太郎)
「水俣の哲学者 市井・最首論争における概念と見方の問題」 (吉川孝)
小特集3 高校の探究学習における人文系研究者の役割
「「きちんと」を疑い、上手に「ふざける」ための探究学習のありかたとTAの役割」 (田辺裕子)
「探究するための場 その現状と条件」 (倉田慧一)
「「問い」と自分の不可分な関係 とある高校における探究学習の現場から」 (三浦隼暉)
特集シリーズ1 徳と教育 第2回
「趣旨文:徳の教育実践を吟味する 総合的な探究の時間、哲学教育、道徳教育」 (佐藤邦政)
「「総合的な探究の時間」と知的徳の涵養 教育の限界と可能性が示す学びの沃野」 (山口裕毅)
「「考える人を育てる教育」はどのようなものであってはならないか 知的徳の教育の観点から」 (土屋陽介)
「哲学を学ぶことは「よく生きる」ことにつながるか P4C、林竹二、井上円了の教育理念から」 (神戸和佳子)
特集シリーズ2 科学的説明論の現在 第3回
「序言Ⅲ」 (清水雄也・苗村弘太郎・小林佑太)
「非因果的説明論の現在 多元説・還元的一元説・非還元的一元説」 (小林佑太・苗村弘太郎・清水雄也)
哲学への入門
「性表現の哲学入門 第1回」 (八重樫徹)
シリーズ ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第八回 (玉田龍太朗/企画:稲岡大志)
論考
「魔術的現象のリアリティ 魔女容疑者の体験分析」 (武内大)
論文
「アスペクトの転換と凝結 舞台制作場面の相互行為におけるアスペクト知覚の会話分析」 (鈴木南音)
報告
「丸山真男『「である」ことと「する」こと』を題材とした哲学対話の国語教育への応用研究」 (玉田龍太朗)
レビュー
「共に深海を潜るということ 永井玲衣『水中の哲学者たち』を読む」 (山野弘樹)
Hans-Johann Glock, What is Analytic Philosophy?, Cambridge University Press, 2008. (植村玄輝・遠藤進平)
コラム
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第4回 哲学書を解釈してみよう」 (桜川ひかり)
Vol.6, No.2
目次
特集シリーズ1『ここは今から倫理です。』第2回
序文(稲岡大志)
優しい「こそ泥」の倫理 雨瀬シオリさんインタビュー
ドラマを作ることは哲学することでもある NHKよるドラ『ここは今から倫理です。』制作陣 演出:渡辺哲也さん・制作統括:尾崎裕和さんインタビュー
倫理学から見たドラマ『ここは今から倫理です。』(杉本俊介)
特集シリーズ2「徳と教育」第2回
「趣旨文:徳の教育論の展望 その可能性と危険性を見定める」(佐藤邦政)
「現代徳倫理学について 理論の概要、日本における始まり、教育という論点」(立花幸司)
「人間形成と人間構築をともに視野に入れる知的徳の保育・教育論 解放的徳と認識的不正義を両輪とする展望」(佐藤邦政)
「徳はコミュニケーションを志向する英語教育の目的たり得るか」(榎本剛士)
特集シリーズ3「科学的説明論の現在」第2回
「序言Ⅱ」(清水雄也・苗村弘太郎・小林佑太)
「物語的説明論の現在 歴史学から歴史科学へ」(苗村弘太郎)
「説明的理解論の現在 把握・知識・理解」(小林佑太)
小特集 京大・緊縛シンポジウムを考える(河原梓水・小西真理子)
シリーズ:ドキュメンタリー映画は思考する
「松林要樹監督インタビュー②:戦争の記憶をよびおこす」(吉川孝)
シリーズ:ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第七回 (玉田龍太朗/企画:稲岡大志)
哲学への入門
悪い言語哲学入門 第4回 (和泉悠)
翻訳
「美的観点」(モンロー・ビアズリー、銭清弘訳)
解説
「モンロー・ビアズリー「美的観点」訳者解説」(銭清弘)
報告
「ケンブリッジ滞在記」(八幡さくら)
レビュー
「池田喬「アメリカ哲学の体現者としてのハイデガー」」(古田徹也)
「映画を「解剖」するという身振り 北村匡平『24フレームの映画学―映像表現を解体する』(晃洋書房、2021 年)書評」(高部遼)
「佐藤陽祐『日常の冒険―ホワイトヘッド、経験の宇宙へ』(春風社、2021 年)」(上田有輝)
「河野哲也『問う方法・考える方法―「探究型の学習」のために』(筑摩書房、2021 年)」(田辺裕子)
コラム
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第3回 勉強会における発表練習」(桜川ひかり)
Vol.6, No.1
目次
2020 フィルカル・リーディングズ
特集シリーズ1:『ここは今から倫理です。』第1回
「NHKよるドラ制作監修日記」(神戸和佳子)
「おすすめ本リスト」(稲岡大志、長田 怜、谷田雄毅)
特集シリーズ2:科学的説明論の現在
序言(清水雄也・小林佑太)
「因果的説明論の現在」(清水雄也・小林佑太)
翻訳「 『深さ』の概略」(マイケル・ストレヴンス、清水雄也訳)
シリーズ:ドキュメンタリー映画は思考する
松林要樹監督インタビュー①:「放射能のある風景」(吉川 孝)
シリーズ:哲学史研究の意義
「モナドとしての哲学史研究」(稲岡大志)
シリーズ:ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第六回( 玉田龍太朗/企画:稲岡大志 )
哲学への入門
悪い言語哲学入門 第3回 (和泉 悠)
特別連載
ウソツキの論理学(連載版)哲学的論理学入門 第4回「形式化、未完のプロジェクト」(矢田部俊介)
報告
「中島敦『山月記』を題材とした哲学対話の国語教育への応用研究」(玉田龍太朗)
レビュー
「ジャンニ・パガニーニ『懐疑主義と信仰―ボダンからヒュームまで』(知泉書館、2020年)書評」(筒井一穂)
「河野哲也編、得居千照・永井玲衣編集協力『ゼロからはじめる哲学対話―哲学プラクティス・ハンドブック』(ひつじ書房、2020年)書評」(池田 喬) 「食べる、住む、考える―藤原辰史『縁食論―孤食と共食のあいだ』(ミシマ社、2020年)によせて」(中西淳貴)
新刊紹介
「『感情の哲学入門講義』―リモート授業で本を書いた話」(源河 亨)
コラム:哲学する人はどう呼ばれる(べき)か
「―梅原猛のポジショントークから考える」(谷川嘉浩)
「美学相談室 第4回 優しい美学の学び方」(難波優輝)
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第2回 哲学書をしっかり理解しながら読み進めるための4ステップ」(桜川ひかり)
2020年
Vol.5, No.3
目次
特集1:分析フェミニズムの歩き方
「分析哲学を変えるフェミニズム」(木下頌子)
「分析フェミニズムブックガイド」(和泉 悠、八重樫 徹、三木那由他、峯島宏次、飯塚理恵、佐藤邦政、佐藤 靜、石田 柊、木下頌子、森 功次、笠木雅史)
特集2:オンライン授業
序文 (佐藤 暁)
「「一回きり」と「やり直し」との間で」(稲岡大志)
「私は如何にして心配するのを止めてオンライン授業を愛するようになったか」(長門裕介)
「哲学のオンライン授業を文書配布形式で行う理由」(森 功次)
シリーズ:哲学のニーズ
「哲学の(さらにいくつもの)ニーズ」(朱喜哲)
「哲学で起業 ビジネスと哲学を問いなおす」(吉田幸司)
「セオ商事の営業日誌 考えることから疎外されることの哲学」(瀬尾浩二郎)
「哲学の出口をデザインする 市場(いちば)で哲学するための試論」(今井祐里)
「哲学の尊大さと卑屈さについて」(永井玲衣)
「ソフィストにならいて」(難波優輝)
「哲学者の個人技に基づくビジネスとの協働 クリスチャン・マスビアウ『センスメイキング』を読む」(谷川嘉浩)
シリーズ:アメリカ哲学史
「断絶のほうへ―『連続と断絶―ホワイトヘッドの哲学』を紹介しつつ」(飯盛元章)
「ジョン・デューイの自然主義とは何か、そしてそれがどのように社会科学に継承されたか―シカゴ、コロンビア、カリフォルニアの社会学と質的調査」(谷川嘉浩)
シリーズ:哲学史研究の意義
「哲学史研究は哲学研究でも歴史研究でもない」 (川瀬和也)
シリーズ:ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第五回 (玉田龍太朗/企画:稲岡大志)
新著小特集:環境美学
「『環境を批評する―英米系環境美学の展開』について」(青田麻未)
「青田麻未『環境を批評する―英米系環境美学の展開』(春風社、2020 年)書評 サウンドスケープ概念の観点から」(坂東晴妃)
哲学への入門
悪い言語哲学入門 第2回 (和泉悠)
特別連載
ウソツキの論理学(連載版)哲学的論理学入門 第3回「ハーモニーが崩れるとき」(矢田部俊介)
コラムとレビュー
「誰がジャンヌを笑えるのか?ティファンヌ・リヴィエール『博論日記』中條千晴訳(花伝社、2020 年)書評」(木山裕登)
「近藤和敬『ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する―〈内在〉の哲学試論』(講談社選書メチエ、2020 年)書評」(内藤 慧)
「重田園江『フーコーの風向き―近代国家の系譜学』(青土社、2020 年)書評」(池田信虎)
「『デジタルゲーム研究入門』入門(あるいは「裏」デジタルゲーム研究入門)」(茂内克彦)
「入不二基義『現実性の問題』(筑摩書房、2020 年)書評」(三浦亮太)
「美学相談室 第3回 ポピュラーカルチャーを美学するには?」(難波優輝)
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第 1 回 読書会のすすめ」(桜川ひかり)
「N H Kよるドラ「ここは今から倫理です。」制作監修日記 テレビドラマと哲学の間」(神戸和佳子)
Vol.5, No.2
目次
対談「哲学対話:言葉による言葉の吟味としての」 (山田圭一、池田喬、佐藤暁)
特集1:描写の哲学
「描写の哲学を描写する」(松永伸司)
「イメージを切り貼りするとなにがどうなるのか インターネットのミーム文化における画像使用を中心に」(銭清弘)
「キャラクタの画像のわるさはなぜ語りがたいか 画像のふたつの意味と行為の解釈」(難波優輝)
「視覚的修辞 エル・グレコからアボガド6まで」(村山正碩)
特集2:アメリカ哲学史をリブートする
序文 (朱喜哲 )
「アメリカ哲学史の何がリブートされつつあるのか」(加藤隆文)
「古典的プラグマティズム再考 共訳書紹介を兼ねて」(大厩諒)
「子どもの道徳性はどこからくるのか 19世紀米国における超自然主義的有機体論を再考する」(岸本智典)
「デイヴィドソンからローエル兄弟へ あるいはアメリカ哲学史とハーヴァードの切っても切れない関係について」(入江哲朗)
シリーズ:哲学のニーズ 「哲学者への市場ニーズ」を再考する
「「フィルカル・サーベイ」事業の立ち上げに寄せて」(朱喜哲)
「基礎研究への貢献という哲学の使い道」(仲宗根勝仁)
「哲学は役に立たなくても」(濵本鴻志)
「古代型の哲学者」(中川裕志)
シリーズ:ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第四回 (玉田龍太朗/企画:稲岡大志)
哲学への入門
悪い言語哲学入門 第1回 (和泉悠)
特別連載
ウソツキの論理学(連載版)哲学的論理学入門 第2回「ハーモニー」(矢田部俊介)
翻訳
倫理的絶対主義と理想的観察者 (ロデリック・ファース、岡本慎平訳)
解説
「ロデリック・ファースの生涯とその影響 「倫理的絶対主義と理想的観察者」解説」 (岡本慎平)
報告
「環境美学のフィールドワーク ヘルシンキ滞在を通じて」(青田麻未)
コラムとレビュー
「バーナード・レジンスター『生の肯定 ニーチェによるニヒリズムの克服』(法政大学出版局、2020 年)書評」(中山弘太郎)
「酒井健太朗『アリストテレスの知識論』(九州大学出版会、2020 年)書評」(杉本英太)
「教養の意義を語ることの意義について 戸田山和久『教養の書』に寄せて」(八重樫徹)
「ダグラス・クタッチ『現代哲学のキーコンセプト 因果性』(岩波書店、2019 年)書評」(飯塚舜)
「美学相談室 第2 回 分析美学は批評に使えるのか?」(難波優輝)
Vol.5, No.1
目次
特集1:いけばなの美学
趣意文「越境するいけばな」(柳川太希)
座談会「いけばなと批評」(鈴木亘/青田麻未/Jean Lin/柳川太希/佐藤暁)
「いけばなは現代アートでありうるのか」(Jean Lin)
「勅使河原蒼風におけるいけばな:制約のある今ここにおける「心」の表現に着目して」(柳川太希)
「乱反射するいけばなの自然―小原流琳派調いけばなを事例として」(青田麻未)
シリーズ:ドキュメンタリー映画は思考する
紹介文(吉川孝/小手川正二郎)
小野さやか監督インタビュー:ドキュメンタリー映画のある人生
シリーズ:ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第三回 (玉田龍太朗/企画:稲岡大志)
特別連載:ウソツキの論理学(連載版)哲学的論理学入門
第1回「哲学的論理学の「哲学」とは何のつもりか」(矢田部俊介)
哲学への入門
時間論入門 第3回「時空とは何か―絶対説・関係説・超実体説―」(大畑浩志)
特集2:学問と勉強のジェンダー・ギャップ
特集「学問と勉強のジェンダー・ギャップ」に寄せて 差別を気にせずにすむこと、マジョリティであること: 牧野あおい『さよならミニスカート』を手がかりに (谷川嘉浩)
「日本における理工系分野のジェンダー・ギャップの現状」(一方井祐子)
「実体験から考える哲学のジェンダー・ギャップ」(酒井麻依子)
特集3:「ELSI」というビッグウェーブ
序文(朱喜哲)
「データビジネスと倫理・法・社会― シンポジウム「ELSI対応なくして、データビジネスなし」聴講記」(大谷卓史)
「倫理学者、無謀にもELSIを語る」(長門裕介)
研究への招待
「分析系ニーチェ研究への招待 難解なニーチェ哲学をクリアに解釈する」(大戸雄真)
「メアリー・ミッジリー:人間本性と想像力の哲学者」(イシュトバン・ゾルタン・ザルダイ/木下頌子訳)
イベント:ワークショップ「描写の哲学研究会」
@大妻女子大学(2020年1月25日)(登壇者:松永 伸司/銭清弘/難波優輝/村山正碩)
コラム、レビュー、新刊紹介
「美学相談室 第1回「『美しい』ということばの意味?」」(難波優輝)
「源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか:音楽美学と心の哲学』書評」(木下頌子)
「鬼界彰夫『ウィトゲンシュタイン 思考の生成原理―『確実性について』解析の試み』(皓星社、2020)」(菅崎香乃)
2019年
Vol.4, No.3
目次
特別寄稿:演劇と哲学
「谷賢一『従軍中のウィトゲンシュタイン』(工作舎、2019)を巡る哲学的随想」を巡る哲学的随想(鬼界 彰夫)
特集1:『論理哲学論考』と文化をつなぐ
古田徹也『ウィトゲンシュタイン論理哲学論考』出版記念誌上ブックフェア
特集2:山口尚『幸福と人生の意味の哲学』
「神・分析的・実存的―『幸福と人生の意味の哲学』を継続して」(山口 尚)
「山口尚の方法」(長門 裕介)
「何が人生を形づくるのか」(八重樫 徹)
「遠くまで旅する人たちに」(高村 夏輝)
シリーズ:ポピュラー哲学の現在
『超訳 ニーチェの言葉』ベストセラーの仕掛け人に聞く 藤田浩芳さん(ディスカヴァー・トゥエンティワン)インタビュー
対談「哲学と自己啓発の対話」第二回(玉田 龍太郎/企画:稲岡 大志)
文化の分析哲学
「新しい民俗学のための妖怪弁神論—妖怪の存在意義、そして伝承の可能性の条件に関する形而上学的考察—」(根無 一信)
「無数の理想を収集する鶴見俊輔—他愛ない夢、想像的変身、感性的横ずれ—」(谷川 嘉浩)
「批評の新しい地図―目的、理由、推論― 」(難波 優輝)
イベント
トークイベント「ネタバレのデザイン」@代官山蔦屋書店(2019年6月26日)(登壇者:森 功次、松本 大輝、仲山ひふみ)
ワークショップ「ビデオゲームの世界はどのように作られているのか?—松永伸司『ビデオゲームの美学』をヒントに—」@大阪成蹊大学(2 0 1 9 年8 月3 1 日)(登壇者:松永 伸司、三木那由他、難波 優輝)
報告
「ベオグラードでの国際美学会に参加して」(青田 麻未)
コラム、レビュー、新刊紹介
「コンピュータで世界を再多義化せよ! ミゲル・シカール『プレイ・マターズ』(フィルムアート社)」(吉田 寛)
「倉田剛『日常世界を哲学する:存在論からのアプローチ』」(岩切 啓人)
「古田徹也『不道徳的倫理学講義―人生にとって運とは何か』(ちくま新書、 2019 年)」(酒井 健太朗)
「社会科学の哲学が提起する問い:社会科学は自然科学と同じ営みを目指すべきなのか?そもそも違う営みなのか?」(伊藤 克彦)
「シェリル・ミサック『プラグマティズムの歩き方』(上・下)訳者による紹介」(加藤隆文)
「源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか:音楽美学と心の哲学』著者による紹介」(源河 亨)
「リサ・ボルトロッティ『現代哲学のキーコンセプト 非合理性』訳者による紹介」(鴻 浩介)
Vol.4, No.2
目次
特集:ネタバレの美学
謎の現象学 ―ミステリの鑑賞経験からネタバレを考える―(高田 敦史)
なぜネタバレに反応すべきなのか(渡辺 一暁)
観賞前にネタバレ情報を読みにいくことの倫理的な悪さ、そしてネタバレ許容派の欺瞞(森 功次)
ネタバレは悪くて悪くない(松永 伸司)
見破りましたか?騙されましたか? ―「ユージュアル・サスペクツ」感想文の分析―(竹内 未生)
シリーズ:ドキュメンタリー映画は思考する
纐纈あや監督インタビュー ―人が生きることを撮る―
シリーズ:ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」(企画:稲岡大志/文責:玉田 龍太朗)
哲学への入門
時間論入門 第2回「変化とは何か—延続説・耐続説・段階説—」(大畑 浩志)
文化の分析哲学
倫理としての「不自然な自然さ」—鶴見俊輔のプラグマティズムと社会運動をつなぐ—(谷川 嘉浩)
イベント
トークイベント「哲学者と編集者で考える、〈売れる哲学書〉のつくり方」@東京堂ホール(2019年3月10日)(登壇者:長田 怜、稲岡 大志、酒井 泰斗、朱 喜哲、小林 えみ、山田 政弘)
コラム、レビュー、新刊紹介
花はそれ自体で美しい:小原流いけばなの実践から(青田 麻未)
Pokémon GOとわたし(佐藤 暁)
「ボカロは哲学に入りますか?」と青島ビール(谷川 嘉浩)
「リツイート」と道徳的運(川瀬 和也)
副産物と「穿った見方」、あるいは解釈しすぎることについて(長門 裕介)
研究費獲得手段としてのクラウドファンディング(松井 隆明)
サッカー嫌いの哲学者が、哲学者の書いたサッカー本を読んでみた(八重樫 徹)
2019年春書評(長門 裕介)
ミゲル・シカール『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』訳者による紹介(松永 伸司)
Vol.4, No.1
目次
特別寄稿
「リズムの時間遡及的本性についての哲学ノート」(一ノ瀬 正樹)
特集1:ポピュラー哲学
「「ポピュラー哲学」で哲学するためのブックガイド」(稲岡 大志)
「教養としての大学入試と哲学」(石井 雅巳)
「『君たちはどう生きるか』をどう読むのか」(石井 雅巳)
「キャラ化された実存主義:原田まりる『ニーチェが京都にやってきて17 歳の私に哲学のこと教えてくれた。』を読む」(酒井 泰斗)
「哲学はいかにして「武器になる」のか?—山口周試論—」(朱 喜哲)
「哲学の国」のポピュラー哲学:ミシェル・オンフレ『〈反〉哲学教科書』について」(長門 裕介)
特集2:『映画で考える生命環境倫理学』
「ハイデガー、ウォルトン、アリストテレス」(横地 徳広)
「人は人ならざるものと恋愛することができるのか」(山田 圭一)
哲学への入門
「デヴィッド・ルイス入門 第4回 フィクションにおける真理」(野上 志学)
「時間論入門 第1回 永久主義・現在主義・成長ブロック説」(大畑 浩志)
文化の分析哲学
「写真の「透明性」とデジタルの課題」(銭 清弘)
「ビデオゲームの統語論と意味論に向けて: 松永伸司『ビデオゲームの美学』書評」(三木 那由他)
「差異の認識と認識的変容」(佐藤 邦政)
翻訳
ドナルド・ジャッド「特種な物体」(翻訳:河合 大介)
イベント
公開ワークショップ「ネタバレの美学」(発表者:高田 敦史、渡辺 一暁、森 功次、松永 伸司/司会:稲岡 大志)
報告
「哲学研究者が共同研究に関わること:アナログゲーム制作/研究プロジェクトの事例を通じて」(谷川 嘉浩、萩原 広道)
コラム
「異世界って何なんだよと思ってなろう小説を読んでみたら異世界転移モノに俺だけがどハマリした 第2話」(しゅんぎくオカピ)
新刊紹介
セオドア・グレイシック『音楽の哲学入門』(源河 亨)
2018年
Vol.3, No.2
目次
哲学への入門
デヴィッド・ルイス入門 第3回 因果(野上 志学)
研究への招待
論考「文化的盗用—その限界、その分析の限界—」(渡辺 一暁)
文化の分析哲学
●小特集:スポーツ
論考「なにが私にとってスポーツ倫理学を気になるものにしているのか」(長門 裕介)
論考「合気道の観ている(であろう)ものについて」(高橋 志行)
―
論文「ブルーフィルム鑑賞者であるとはどのようなことか?—土佐のクロサワのために—」(吉川 孝)
論文「コンテンツ・ツーリズムから《聖地巡礼的なもの》へ—コンテンツの二次的消費のための新しいカテゴリ—」(谷川 嘉浩)
論文「作品とカテゴリーの実践—「HINOMARU」批評の分析—」(竹内 未生)
翻訳
ルヴフ=ワルシャワ学派 第1回(解説&翻訳:中井 杏奈)
イベント
フィルカルVol. 3, No. 1刊行記念イベント(発表者:高田 敦史、岩切 啓人/司会&コメンテーター:森 功次)
フィルカル×GACCOH講座「やっぱり知りたい!分析哲学―自由論&時間論編―」(講師:高崎 将平、大畑 浩志)
報告
「国際美学会中間大会に参加して」(青田 麻未)
コラムとレビュー
コラム「異世界って何なんだよと思ってなろう小説を読んでみたら異世界転移モノに俺だけがどハマリした~最強×ハーレムにも実は色々ありました~ 第1話」 (しゅんぎくオカピ)
レビュー「2018年上半期書評」(長門 裕介)
レビュー「ホーキング青山『考える障害者』」(八重樫 徹)
Vol.3, No.1
目次
哲学への入門
デヴィッド・ルイス入門 第2回 反事実条件文(野上 志学)
研究への招待
論文「T. M . スキャンロンと価値の責任転嫁説明-「理由への転回」の里程標-」(岡本 慎平)
イベント「哲学の夜」
フィルカル× n a g u n e「哲学の夜」(2017年10月29日)
議論「わいせつと「普通人」」(講師:八重樫 徹/司会&解説:長門 裕介)
文化の分析哲学
論文「創造と複製-芸術作品の個別化-」(岩切 啓人)
論文「スーパーヒーローの概念史—虚構種の歴史的存在論—」(高田 敦史)
論文「映画『ブレードランナー』の生命倫理学—虚実のあいだで詭弁を見定める—」(横地 徳広)
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●川瀬「大森靖子と推論主義」の検討
(1)書簡「川瀬論文への質問」(古田 徹也)
(2)論考「推論主義の使い方」(新野 安)
(3)論考「「大森靖子と推論主義」へのコメント」(山田 竹志)
(4)論考「「大森靖子と推論主義」コメントへの応答」(川瀬 和也)
社会と哲学
報告「マンガを活用した哲学教育の試み」(萬屋 博喜)
レビュー
レビュー「2017年下半期書評」(長門 裕介)
レビュー「湯浅政明監督『ピンポン THE ANIMATION』」(小倉 健太郎)
2017年
Vol.2, No.2
目次
哲学への入門
デヴィッド・ルイス入門 第1回 可能世界と様相の形而上学(野上 志学)
文化の分析哲学
●特集シリーズ:アイドル
論考「メディアを跨ぐヴィヴィッドな想像―『Tokyo 7th シスターズ』における「跳ぶよ」というセリフの事例から―」(シノハラユウキ)
論考「その歌は緑の髪をしている―ボーカロイドとメイクビリーブ―」(松本 大輝)
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論考「『忠臣蔵』と『神無月の巫女』―理解され得ない欲求、のジレンマ―」(新野 安)
論文「大森靖子と推論主義」(川瀬 和也)
社会と哲学
報告「苦悩の臨床哲学」(本林 良章)
コラムとレビュー
連載コラム「生活が先、人生が後」第4回 更生した不良は正論に勝てるのか(長門 裕介)
レビュー「2017年上半期書評」(長門 裕介)
レビュー「高畑勲『アニメーション、折りにふれて』」(八重樫 徹)
Vol.2, No.1
目次
哲学への入門
自由論入門 第3回(高崎 将平)
文化の分析哲学
●特集シリーズ:アイドル
論文「アイドルとハロプロ」(青田 麻未)
論考「2.5次元アイドル論―μ’sはなぜ2.5次元アイドルではないのか―」(小倉 健太郎)
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論文「フィクションの中の哲学」(高田 敦史)
論考「たった一人の私に、あなたは気づいてくれますか?―『超攻合神サーディオン』と戦闘用ロボットの悲劇―」(岡本 慎平)
翻訳
翻訳論文「意図の誤謬」(W・K・ウィムザット&モンロー・ビアズリー)(河合 大介 訳)
コラムとレビュー
連載コラム「生活が先、人生が後」第3回 「はい論破」と倫理学(長門 裕介)
コラム「さまぁ~ず大竹の「世間とのズレ」と言語哲学」(長田 怜)
2016年
Vol.1, No.2
目次
哲学への入門
自由論入門 第2回(高崎 将平)
文化としての分析哲学
●特集シリーズ:分析哲学とモダニズム
論文「モダニズムの地平―ブルームズベリーのエクリチュール―」(要 真理子)
文化の分析哲学
論文「キャラクタは重なり合う」(松永 伸司)
論文「堀江由衣をめぐる試論―音声・キャラクター・同一性―」(稲岡 大志)
論文「槇原敬之の倫理学―倫理学的探求としてのポピュラー音楽―」(大谷 弘)
書簡「「声優と表現の存在論」をめぐる往復書簡」(滝沢 正之、佐藤 暁)
翻訳
翻訳論文「美学における理論の役割」(モリス・ワイツ)(松永 伸司 訳)
コラムとレビュー
連載コラム「生活が先、人生が後」第2回 スノビズムの舷窓(長門 裕介)
レビュー「トム・ムーア監督『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』」(小倉 健太郎)
レビュー「水木しげる『人生をいじくり回してはいけない』」(八重樫 徹)
レビュー「TOKYO MX2、東海テレビ『みうらじゅん&安斎肇のゆるキャラに負けない!』」(長田 怜)
Vol.1, No.1
目次
哲学への入門
自由論入門 第1回(高崎 将平)
文化としての分析哲学
●特集シリーズ:分析哲学とモダニズム
論考「分析哲学とモダニズム」(長田 怜)
論考「美術におけるモダニズム—グリーンバーグからイヴ=アラン・ボワへ—」(河合 大介)
論考「モダニズムの絵画はいかにして絵画を批判しうるか—ネルソン・グッドマンの記号理論から考える—」(松本 大輝)
文化の分析哲学
論文「文化に入り行く哲学—デイヴィドソンの言語哲学の限界をめぐって—」(古田 徹也)
論考「何が可笑しいのか—ユーモアを説明することの意味について—」(八重樫 徹)
論考「声優と表現の存在論—〈棒〉とは誰か—」(佐藤 暁)
社会と哲学
報告「哲学専攻の者から見た会社という社会」(さとひろ)
コラムとレビュー
連載コラム「生活が先、人生が後」第1回 君が望む罪悪感(長門 裕介)
レビュー「地下沢中也『預言者ピッピ』」(佐藤 暁)
レビュー「横山順一『輪廻する宇宙―ダークエネルギーに満ちた宇宙の将来』」(八重樫 徹)
コラム「沖縄で出会った独特の建物」(長田 怜)
コラム「共有される私的記憶—新宿西口「私の志集」—」(K)