統括編集長
長田怜(哲学)
1977年生まれ。2014年、東京大学大学院人文社会系研究科(哲学)博士課程修了、 博士(文学)学位取得。現在、浜松医科大学医学部准教授。論文に「初期カルナップの実在論と反実在論」(博士学位論文、東京大学、2014年)。
編集長
佐藤暁(哲学)
1976年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻修了。博士(文学)。現在、駒澤大学、大東文化大学非常勤講師。専攻は哲学。主な論文に、「知識としての言語を話す能力―ダメットの議論を手掛かりに―」(『科学哲学』45巻1号、2012年)、「タイプとしての意味とハンプティ・ダンプティ理論―ダメットの議論の再構成―」(『科学基礎論研究』43巻1号、2014年)。
副編集長
稲岡大志(哲学)
1977年生まれ。2008年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、大阪経済大学経営学部講師。専門はヨーロッパ初期近代の哲学、数学・論理の哲学、ポピュラーカルチャーの哲学など。最近の業績には、『ライプニッツの数理哲学――空間・幾何 学・実体をめぐって』(昭和堂、2019年)、『信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで』(共著、勁草書房、2018年)、『ライプニッツ著作集第II期第3巻 技術・医学・社会システム』(共訳、工作舎、2018年)などがある。
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朱喜哲(哲学)
1985年大阪生まれ。広告会社プランナー、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学哲学史)。ビジネス上の専門はマーケティング・アナリティクスおよびプランニング。とりわけ行動データに関わるビジネス開発に従事し、アドテック京都、位置情報・ビッグデータカンファレンスほか登壇・講演多数。研究上の専門はネオプラグマティズム、言語哲学、推論主義。著書に『信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで』(小山虎編著、勁草書房、2018年)がある。
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長門裕介(倫理学)
大阪大学社会技術共創研究センター特任助教。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。専門は倫理学、特に幸福論や人生の意味、情報倫理学。現在、大阪大学社会技術共創研究センター特任助教。最近の業績に ”Addressing trade-offs in co-designing principles for ethical AI: perspectives from an industry-academia collaboration”, AI and Ethics, vol.4-2, (A. Katiraiとの共著、2024)、『人生の意味の哲学入門』(共著、 春秋社、 2023)、R.ハルワニ『愛・セックス・結婚の哲学』(共訳、名古屋大学出版会, 2024)など。
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森功次(美学)
1981年福岡生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科(美学芸術学)博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は美学・芸術哲学。現在は、大妻女子大学国際センター専任講師、慶應義塾大学非常勤講師。主な著作・論文に、『ワードマップ現代現象学』(新曜社、2017年、共著)、「芸術的価値とは何か、そしてそれは必要なのか」(『現代思想』2017年12月、総特集:分析哲学)、「芸術は道徳に寄与するのか──中期サルトルにおける芸術論と道徳論との関係」(『サルトル読本』法政大学出版局、2015年所収)。主な訳書にロバート・ステッカー『分析美学入門』(勁草書房、2013年)、ケンダル・ウォルトン「フィクションを怖がる」(西村清和編『分析美学入門』所収、勁草書房、2015年)、ケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」(電子出版物、2015年)、ノエル・キャロル『批評について:芸術批評の哲学』(勁草書房、2017年)。
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編集委員
青田麻未(美学)
1989年生まれ。
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飯塚 舜(哲学)
1995年群馬県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在学。同研究科事務補佐員。埼玉医科大学附属総合医療センター看護専門学校非常勤講師。主な関心は現代認識論とヒュームの理論哲学。最近の論文に “Implications for the Testimonial Reductionism/Anti-Reductionism Debate from Psychological Studies of Selective Trust: Scope and Limitations” (Episteme (First View): 1–16, 2024)、“Taking It Not at Face Value: A New Taxonomy for the Beliefs Acquired from Conversational AIs ” (Techné: Research in Philosophy and Technology (forthcoming), 2024)など。
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河合大介(美学)
1977年生まれ。成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程後期満期退学。東京文化財研究所客員研究員、成城大学文芸学部非常勤講師ほかを経て、現職は岡山県立大学准教授。主な論文に、「現実意図主義の瑕疵」(『美学』241号、2012年)、翻訳に、ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」(西村清和編訳『分析美学基本論文集』勁草書房、2015年、所収)、アーサー・ダントー『芸術の終焉のあと』(共訳、三元社、2017年)。
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木下頌子(哲学)
慶應義塾大学文学研究科後期博士課程単位取得退学。現在はミラノ大学哲学科客員研究員。専門は分析哲学。論文に「種名の指示の理論に基づく形而上学方法論の評価──芸術作品の存在論を例に」(『科学哲学』52-1、2019年)ほか。翻訳に『分析フェミニズム基本論文集』(共訳、慶應義塾大学出版会、2022年)、メアリー・ミッジリー「獣性という概念━━哲学、倫理学、動物の行動」(Notes from biscuit tin project, 2020年, https://www.notesfromabiscuittin.com/project/tokyo/)。
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神戸和佳子(教育学)
長野県立大学大学院ソーシャル・イノベーション研究科講師。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。中学校・高等学校を中心に、哲学的な対話の手法を用いた授業実践を行っている。共著に、『子どもの哲学』シリーズ(毎日新聞出版)、共訳書に、マシュー・リップマンほか『子どものための哲学授業―「学びの場」のつくりかた』(河出書房新社、2015年)、M.R.グレゴリーほか編『子どものための哲学教育ハンドブック―世界で広がる探究学習』(東京大学出版会、2020年)など。
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酒井泰斗(行動科学史)
会社員、ルーマン・フォーラム管理人(socio-logic.jp)。道徳哲学・道徳科学の歴史、社会科学における方法論争史などに関心があり、最近では特に1930年代から1950年代にかけてのアメリカ社会学史・行動科学史について調べ物をしていることが多い。論文に「〈法と科学〉の比較行政法政策論」(『科学・技術・社会』26、2017年、吉良貴之・定松淳・寺田麻佑・佐野亘との共著)、「行動科学とその余波」(小山虎編著『信頼を考える』勁草書房、2018年、高史明との共著)など。共著書に『ワードマップ エスノメソドロジー』(新曜社、2007年)、『概念分析の社会学2』(ナカニシヤ出版、2016年)など。
高崎将平(哲学)
2013年、東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。2015年、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻(哲学)修士課程修了。現在、同大学院博士課程在籍。論文に「帰結論証と局所的奇跡両立論」『論集』34号(2016年)。
高田敦史(美学)
1982年生まれ。2008年東京大学総合文化研究科修士課程卒業。現在は会社員。専門は、美学、特にフィクションの哲学。論文に「図像的フィクショナルキャラクターの問題」(『Contemporary and Applied Philosophy』6号、2014–2015年)、「ストーリーはどのような存在者か」(『科学基礎論研究』44巻1–2号、2017年)、「スーパーヒーローの概念史」(『フィルカル』3巻1号、2018年)など。
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谷田雄毅(哲学)
1987年生まれ。東京大学人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は哲学、とくにウィトゲンシュタイン。現在、埼玉大学・埼玉医科大学看護専門学校・大正大学非常勤講師。最近の業績として「後期ウィトゲンシュタインにおける、言語ゲームの「ポイント(Witz)」概念の位置づけ―アスペクト概念との比較を通じて―」(『哲学』第73号、2023年)、「ポイント(Witz)とアスペクト(Aspekt)―言語ゲームの意味を問うとはどのようなことか」(『現代思想 総特集ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考』100年』Vol. 49-16、2021年)、「心的概念の不確実性の問題—ウィトゲンシュタインの「心理学の哲学」の観点から」(『科学基礎論研究』49巻1号、2021年)など。
筒井晴香(哲学・倫理学)
1983年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、実践女子大学人間社会学部社会デザイン学科 准教授。専門は分析哲学、応用倫理学、ジェンダー研究。最近の著作として、「自動運転技術とELSI」(『研究 技術 計画』37巻3号、2022年)、「「推す」ことの倫理を考えるために」(『アイドルについて葛藤しながら考えてみた――ジェンダー/パーソナリティ/「推し」』第2章、2022年)、「自分を美しく見せることの意味――ルッキズム、おしゃれ、容姿の美」(『現代思想』49巻3号、2021年)、「孤独にあること、痛くあること―「推す」という生き様」(『ユリイカ』52巻11号、2020年)等。
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野上志学(哲学)
1990年岡山生まれ。三重大学人文学部准教授。東京大学文学部卒。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(哲学)修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員DC2(東京大学人文社会系研究科)、同会特別研究員PD(一橋大学法学研究科)、三重大学人文学部講師の後、現職。専門は分析哲学。現在の研究関心は社会的認識論、形式的認識論、メタ倫理学、形而上学、近代哲学史にある。著書に『道徳的知識への懐疑』(勁草書房、2023年)、『デイヴィッド・ルイスの哲学』(青土社、2020年)がある。
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古田徹也(哲学・倫理学)
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。新潟大学教育学部准教授、専修大学文学部准教授を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専攻は、近現代の西洋倫理学・哲学。 主な著書に、『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ)、『このゲームにはゴールがない』(筑摩書房)、『謝罪論』(柏書房)ほか。
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松本大輝(美学)
千葉大学、東京女子大学非常勤講師。専門は分析美学におけるフィクション論、画像論。論文に「その歌は緑の髪をしている――ボーカロイドとメイクビリーブ」(『フィルカル』Vol. 2, No. 2、2017年)、「絵画作品はいつタイプになりうるか 」(『美学藝術学研究』36巻、2018年)。
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三木那由他(哲学)
大阪大学大学院文学研究科講師。専門は分析哲学。主な業績として、『話し手の意味の心理性と公共性』(勁草書房、2019年)、訳書にR. ブランダム『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか(上・下)』(加藤隆文・田中凌・朱喜哲・三木那由他訳、勁草書房、2020年)。
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八重樫 徹(哲学)
1982 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。広島工業大学工学部建築工学科准教授。著書に『フッサールにおける価値と実践―善さはいかにして構成されるのか』水声社、2017年、『ワードマップ 現代現象学』(共編著)新曜社、2017年。訳書にエトムント・フッサール『間主観性の現象学III その行方』(共訳)筑摩書房、2015 年。
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吉川 孝(哲学・倫理学)
甲南大学文学部教授。専門はフッサール現象学を中心とする哲学・倫理学。人間の生き方に目を向ける現代倫理学の可能性を探っている。著書に『フッサールの倫理学―生き方の探究』(知泉書館、2011年)、『ワードマップ 現代現象学』(共編著、新曜社、2017年)、『ブルーフィルムの哲学―「見てはいけない映画」を見る』(NHK出版、2023年)などがある。
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(最終更新:2024/4/30)