Vol. 8, No. 1を刊行いたします

分析哲学と文化をつなぐフィルカル、最新号『フィルカル Vol. 8 No. 1』が、4月30日(日)に発売となります。以下に、最新号の内容をご紹介いたします。

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内容紹介

分析哲学と文化をつなぐ哲学雑誌、「フィルカル」の最新号。刊行8年を迎える今号も、文化や社会に関するさまざまなトピックで哲学します。

巻頭を飾る特集は、「ELSIの流れのほとりにて」。新たな技術が社会に実装されるさいに生じる様々な問題を包括する概念 “ELSI”をめぐり、三人の研究者が〈人文・社会科学の内側から見たELSIのすがた〉を描きます。人文学の発展に向けた重要な証言と考察をお見逃しなく。

続いては、好評の選書企画「フィルカル・リーディングズ」。さまざまな分野の研究者や舞台俳優など総勢34名の評者が、近刊のお勧め本をご紹介。

さらに、特集「哲学とセーファースペース」では、アカデミアだけでなく、哲学対話や哲学カフェなども含めた「哲学の現場」で、どうすれば参加者が安心・安全に議論に参加できるか、その方法が模索されます。これまで聞き逃されてきた様々な声に耳を傾ける新しい試み。哲学コミュニティに関係する(したい)すべての人へ。

そのほか、恒例のシリーズに加え、石原諒太による本格論文「モラル・ベジタリアニズムを擁護する新しい論証」や、アンスコムの論文「The Two Kinds of Error in Action」の吉田廉による翻訳(本邦初!)、話題の本格解説「バーナード・ウィリアムズ入門」(好評三回目)など、注目記事が目白押しです。

ここでしか見れない、哲学研究の最新動向をお見逃しなく。

『フィルカル』は、Amazonや一部大型書店、一部大学生協でお求めいただけます。

Vol. 7, No. 3を刊行いたします

分析哲学と文化をつなぐフィルカル、最新号『フィルカル Vol. 7 No. 3』が、12月25日(日)に発売となります。以下に、最新号の内容をご紹介いたします。(目次はページ最下部)

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内容紹介

今号の巻頭を飾るのは、特集1「映画で倫理学:フィクションもまたドキュメンタリーである」。老いた母親と自閉症を抱える息子の日常を描いた映画『梅切らぬバカ』(出演:加賀まりこ、塚地武雅)の和島香太郎監督をお招きして、「障害」「家族」「ケア」などをテーマに哲学・倫理学研究者がお話を伺っています。障害を抱える人を撮るときや、作品の演出をするときに、つくり手に求められる倫理や生じた葛藤といったシリアスなテーマから、撮影中の裏話まで、和島監督に非常にオープンに語ってもらっていました。応用倫理に関心がある人はもちろん、映画製作に関心がある人も必見です。


特集2は「作者の意図、再訪」。「作者の意図は芸術解釈に関与するのか否か」は分析美学上の伝統的な問題のひとつですが、今回は、この意図論争を再活性化するべく、若手美学者二名による論考を掲載。なぜ解釈の適切さを気にするのか、解釈では何が問題になるのか、作者の発言をどう受け止めるべきか。意図論争の「いま」を知ることのできる質の高い特集となっています。

特集3は「小山虎『知られざるコンピューターの思想史』」。分析哲学の歴史をヨーロッパからアメリカへたどりつつ、最終的にはコンピューターの歴史にまでつなげる同書は、「文化としての分析哲学」をとらえることをひとつの課題としてきた本誌にとっても学ぶべきものが多く含まれています。今回は、出版の経緯や同書の内容、叙述の仕方等々について、著者の小山虎氏へ同書インタビューを行いました。また本特集後半では、同書の理解を助ける書評記事も掲載しています。 そのほか新しく始まる「シリーズ 哲学の居場所を探る」では本誌の『ここは今から倫理です。』特集チームが中心となって、哲学研究のアウトリーチ活動について探っていきます。好評のバーナード・ウィリアムズ入門は今回が第二回。「シリーズ ポピュラー哲学の現在」も連載中。そのほか報告、レビュー、自著紹介、コラムも充実しています。

『フィルカル』は、Amazonや一部大型書店、一部大学生協でお求めいただけます。

試し読みはこちらから↓

目次

特集1 映画で倫理学
序文(佐藤 靜)
「フィクションもまたドキュメンタリーである 和島香太郎監督『梅切らぬバカ』をめぐって」(上村 崇・佐藤 靜・谷田雄毅・吉川 孝)

特集2 作者の意図、再訪
「作者の意図はなぜ芸術解釈の問題になるのか」(村山正碩)
「創造的行為における意図とその明確化」(村山正碩)
「制度は意図に取って代われるのか」(銭 清弘)

特集シリーズ 小山虎『知られざるコンピューターの思想史』
序文(長田 怜)
小山虎氏著者インタビュー『知られざるコンピューターの思想史―アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』(PLANETS、2022年)
小山虎『知られざるコンピューターの思想史―アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』書評(村上祐子)

シリーズ 哲学の居場所を探る
「シリーズを始めるにあたって」(稲岡大志)
インタビュー第1回 『フィルカル』統括編集長 長田 怜
「哲学の居場所を探るために」(稲岡大志)

シリーズ 哲学への入門
「バーナード・ウィリアムズ入門 第2回」(渡辺一樹)

シリーズ ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話Ⅱ」第一回(企画:稲岡大志/文責:玉田龍太朗)

報告
「これが高校生の本音?!10代に哲学が広がる可能性」(和辻 龍)

レビュー
「モンテーニュの〈魂〉の哲学 大西克智『『エセー』読解入門―モンテーニュと西洋の精神史』(講談社、2022年)書評」(筒井一穂)

自著紹介
「自著解説『ハイデッガーの超越論的な思索の研究』について」(丸山文隆)
「『「美味しい」とは何か』で消化できなかった話」(源河 亨)
「『哲学の門前』余滴」(吉川浩満)

訳者による紹介
「ノエル・キャロル『ホラーの哲学』なぜ怖いものが見たいのか」(高田敦史)

編者による紹介
「稲岡大志・森功次・長門裕介・朱喜哲編『世界最先端の研究が教える すごい哲学』」(長門裕介)

コラム
「新海誠が苦手だ」(森 功次)

小山虎『知られざるコンピューターの思想史 アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』(PLANETS、2022年)研究会イベント

「分析哲学と文化をつなぐ」フィルカルより、研究会イベントのご案内です。「「哲学は人生の必修科目か? ―『ここは今から倫理です。』から考える―」」以来約1年ぶりとなるオンラインイベントを下記の要項で開催いたします。

イベント概要

  • 日時:2022年11月19日(土)20:00~22:30
  • 場所:Zoomを利用したオンライン開催
  • お申し込み方法 :こちらのGoogle フォームよりお申込みください。
  • 参加費:無料
  • 内容:登壇者による発表と、発表を踏まえた小山氏とのディスカッション
  • ご質問の受付:当日はこちらのGoogle フォームから皆様の質問を受け付けます。

イベント趣旨

小山虎『知られざるコンピューターの思想史 アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』(PLANETS、2022年)は、ヨーロッパ哲学史、アメリカ哲学史、コンピューターの歴史といった広い範囲の内容をカバーし、それらの知られざるつながりを丹念に解き明かす点が、ひとつの魅力となっています。研究会では、それぞれの分野に詳しい識者をお呼びし、同書で描かれた歴史の裏側にあるさらなる「知られざる歴史」を発表いただくことによって、同書で惹起される読者の関心をさらに刺激したいと考えています。

本イベントの模様は、2023年4月刊行予定の『フィルカルVol. 8 No. 1』にて特集記事として掲載の予定です。

なお12月中旬に刊行を予定しております 『フィルカル Vol. 7 No. 3』でも、著者の小山虎先生へのインタビューのほか、村上祐子先生(立教大学)による同書の書評を掲載する予定になっております。

タイムスケジュール

20:00-20:05 挨拶(司会:酒井泰斗、フィルカル編集長:長田怜)
第一部 ヨーロッパ編
20:05-20:25 発表①中井杏奈
第二部 アメリカ編
20:25-20:45 発表②入江哲朗
20:45-21:00 休憩 
第三部 コンピューター編
21:00-21:20 発表③前山和喜
21:20-21:40 発表④高田敦史
21:40-21:50 コメント 野坂しおり
21:50-22:15 質疑応答(各発表にたいする小山虎からの応答含む)

登壇者プロフィール

小山虎(こやまとら)
山口大学時間学研究所准教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程を修了後、日本学術振興会特別研究員PD(慶應義塾大学文学部)、米国ラトガース大学哲学科客員研究員、大阪大学大学院基礎工学研究科特任助教などを経て現職。専門は分析形而上学、ロボット哲学。編著に『信頼を考える:リヴァイアサンから人工知能まで』(勁草書房, 2018年)、訳書にデイヴィッド・ルイス『世界の複数性について』(共訳, 名古屋大学出版会, 2016年)など。

<発表者>

中井杏奈(なかいあんな)
1985年生まれ。専門は中東欧現代史、思想史。中央ヨーロッパ大学 歴史学部(ウィーン/ブダペスト)後期博士課程 (単位取得満期退学)。東京外国語大学「公共圏の歴史」プログラム・非常勤講師および同大学海外事情研究所研究員等。近著: 「ウクライナの隣人としてのポーランド–戦後ポーランド知識人の思想と行動から辿る二国間関係」『現代思想』2022年5月臨時増刊特集号掲載(青土社)Voicing Memories, Resurfacing Identity: Cases of the Twenty-First Century Literature from Eastern and East-Central Europe)With Aleksandra Konarzewska(Vernon Press, Forthcoming)

入江哲朗(いりえてつろう)
1988年生まれ。日本学術振興会特別研究員(PD)。アメリカ思想史を研究するかたわら、映画批評も執筆。著書に『火星の旅人——パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史』(青土社、2020年、表象文化論学会賞奨励賞受賞)など。訳書にジェニファー・ラトナー゠ローゼンハーゲン『アメリカを作った思想——五〇〇年の歴史』(ちくま学芸文庫、2021年)など。

前山和喜(まえやまかずき)
1994年生まれ。専門は日本計算史。「計算」や「デジタル」の言葉の多義性を切り口にして日本の歴史を研究。工学院大学、関西大学大学院、日本科学未来館科学コミュニケーター職を経て、現在は総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻(国立歴史民俗博物館で博士後期課程)、工学院大学情報学部非常勤講師・客員研究員、国立情報学研究所リサーチアシスタント。

高田敦史(たかだあつし)
1982年生まれ。専門は、美学、特にフィクションの哲学。論文に「スキャンロンの価値の反目的論」(『Contemporary and Applied Philosophy』13号、2022年)など。訳書にノエル・キャロル『ホラーの哲学——フィクションと感情をめぐるパラドックス』(フィルムアート、2022年)。

<コメンテーター>

野坂しおり(のさかしおり)
フランス社会科学高等研究院(EHESS)博士課程 医療・科学・健康・精神保健・社会問題研究センター(CERMES3)所属。パリ・シテ大学非常勤講師。研究分野は科学史・医学史。日欧における近代細菌学と感染症対策の変容を専門とする。訳書にクリストフ・ボヌイユ、ジャン=バティスト・フレソズ『人新世とは何か―“地球と人類の時代”の思想史』(青土社、2018年)。

<司会>

酒井泰斗(さかいたいと)
会社員。ルーマン・フォーラム管理人(socio-logic.jp)。関心領域は道徳科学の歴史、社会科学方法論争史、20世紀中葉の合衆国における行動科学の盛衰。共著に『ワードマップ エスノメソドロジー』(新曜社、2007年)、『概念分析の社会学』(ナカニシヤ出版、2009年)、『信頼を考える』(勁草書房、2018年)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店、2019年)など。

発表者要旨を公開しました(2022/11/14追記)

Vol. 7, No. 2を刊行いたします

分析哲学と文化をつなぐフィルカル、最新号『フィルカル Vol. 7 No. 2』が、8月31日(水)に発売となります。以下に、最新号の内容をご紹介いたします。(目次はページ最下部)

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内容紹介

今号の巻頭を飾るのは、特集1「遺跡と廃墟の美学」。遺跡・廃墟はどうして私たちの心を惹きつけるのか。そもそも、それはどんな対象なのか。なぜ遺跡を解体してはならないのか。廃墟は保全されるべきなのか。気鋭の哲学・美学研究者が独自の観点から分析します。

特集2「この論文がすごい」では、哲学・倫理学・美学といった多分野の研究者8名が、国内外の「推し」論文13本を熱く紹介します。「書」評ならぬ「論文」評という新しいチャレンジです。話題の論文のポイントや最新の研究情勢、それから評者の関心に至るまで、普段なかなか聞けない話題をお楽しみください。

今号からスタートするシリーズ「分析哲学と哲学史研究」ではニーチェをフィーチャー。分析哲学者とニーチェ研究者は、いまニーチェをどう読んでいるのか。分析哲学の大家・飯田隆氏をはじめ4名の研究者が、今日なお刺激的なニーチェの思想を読み解きます。

哲学への入門記事として、独創的な道徳思想で知られるバーナード・ウィリアムズの哲学の詳しい紹介や、「猥褻」と呼ばれる表現の悪さを考察する「性表現の哲学入門」を掲載。そのほか、VTuberネルソン・グッドマン徳倫理学などに関する査読論文を収録。また、高校教員・文筆家である和辻龍による報告記事「 これが高校生の本音?! 振り返ればそこに哲学がある 」や、コラム「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた」、 次田瞬『人間本性を哲学する―生得主義と経験主義の論争史』 についての書評記事など、多種多様な記事がそろっています。

『フィルカル』は、Amazonや一部大型書店、一部大学生協でお求めいただけます。

目次

特集1 遺跡と廃墟の美学
序文(萬屋博喜)
「被爆建築の美学 旧広島陸軍被服支廠を中心に」(萬屋博喜)
「廃墟の保存は廃墟を壊す」(松永伸司)
「みえかくれする人影 廃墟と意図の美学」(難波優輝)

特集2 この論文がすごい
序文(古田徹也)

特集シリーズ 分析哲学と哲学史研究
趣意文(大戸雄真)
「分析哲学とニーチェ」(飯田 隆)
「ニーチェ哲学の「分析系」解釈について」(竹内綱史)
「ひとはいかにして本来のおのれを語りうるのか 分析哲学的ニーチェ解釈と歴史的観点との接続」(梅田孝太)
「「歴史」の問題 ニーチェ『人間的、あまりに人間的』における形而上学批判」(谷山弘太)

哲学への入門
「バーナード・ウィリアムズ入門 第1回」(渡辺一樹)
「性表現の哲学入門 第2回」(八重樫 徹)

論文
「「バーチャルYouTuber」とは誰を指し示すのか?」(山野弘樹)
「グッドマンの芸術理論にかんする一考察 なぜグッドマンは芸術を論じたか」(豊泉俊大)
「道徳教育論としての新アリストテレス主義的徳倫理学の可能性 ハーストハウスの「有徳な行為者」と徳の正当化に焦点を当てて」(中西亮太・羽根田秀実)

シリーズ ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第十回(玉田龍太朗/企画:稲岡大志)

報告
「これが高校生の本音?! 振り返ればそこに哲学がある」(和辻 龍)

レビュー
「次田瞬『人間本性を哲学する―生得主義と経験主義の論争史』(青土社、2021 年)書評』」(小林大晃)

コラム
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第6回 何をどこまで勉強すべきか」(桜川ひかり)

Vol. 7, No. 1を刊行いたします

分析哲学と文化をつなぐフィルカル、おかげさまで7年目を迎えることができました。今年度も引き続き充実した誌面づくりに励んで参ります。最新号『フィルカル Vol. 7 No. 1』が、04月30日(土)に発売となります。以下に、最新号の内容をご紹介いたします。(目次はページ最下部)

内容紹介

7年目のスタートを飾る今号の巻頭は、恒例となった選書企画、フィルカル・リーディングズ2021です。31名の研究者・出版社によるおすすめ本をフルカラーでお届けします。今号からフォーマットも一新し、プロフィール欄も充実させましたので、寄稿者の「顔」がより見えるようになりました。おすすめ本リストとしてだけでなく、選書を通じた「自己紹介」(序文)としても楽しめるコンテンツに仕上がっています!また同企画の一環として、「編集者が語る、学術翻訳のつくり方と「持ち込み」のススメ」を勁草書房の山田政弘氏に特別寄稿いただいております。翻訳書の企画はどのように実現していくのか。企画を持ち掛ける際に、研究者は何を準備すべきか。研究者のあいだでも、きちんと共有されてこなかった学術翻訳の裏事情を覗くことができる、他ではまず読むことのできない貴重な記事になっています。

今号の特集ふたつめは、大西琢朗『論理学』(昭和堂)を取り上げています。大西氏による自著紹介のほか、4人の研究者によるそれぞれ異なった観点からの書評記事を通じて、著作の内容や、哲学における論理学という学問の位置づけだけでなく、この著作が分析哲学研究者のあいだでなぜ、そしてどのようにインパクトを与えたものであったのかを垣間見ることができます。

また今号では、フィルカル発行元の株式会社ミューから2021年に出版されたいのちとリスクの哲学―病災害の世界をしなやかに生き抜くために』(一ノ瀬正樹著)をめぐる、一ノ瀬正樹氏とメタ倫理学の専門家である蝶名林亮氏による対談の模様も掲載しています。お二人の対談を通じて、分析哲学のひとつの応用の可能性が見えてきます。

今号ではほかにも、最近日本でも徐々に関心が集まってきているI. マードックに焦点を合わせた論考「マードックと現象学」や、二本の報告記事「哲学の体系と実践―存在に触れながら」、「これが高校生の本音?!哲学に対する印象」を掲載します。シリーズ企画「ポピュラー哲学の現在」や 「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた」のほか、レビューや自著紹介記事もそろっています。

『フィルカル』は、Amazonや一部大型書店、一部大学生協でお求めいただけます(お近くの書店でお求めいただけない場合には、philcul[at]myukk.orgまでご連絡いただければ、こちらから発送いたします)

目次

2021 フィルカル・リーディングズ
序文(長門裕介)
「編集者が語る、学術翻訳のつくり方と「持ち込み」のススメ」(勁草書房編集部 山田政弘)

特集「大西琢朗『論理学』」
はじめに(朱 喜哲)
自著解説「「蛮勇」としての論理学へ」(大西琢朗)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評 新しい論理学ツアーに参加する」(澤田和範)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評 哲学における「論理学」のアップ・デートに向けて」(細川雄一郎)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評」(植原 亮)
「大西琢朗『論理学』(昭和堂、2021 年)書評 「論理学」(ただし改造済み)」(槇野沙央理)

対談
「『いのちとリスクの哲学―病災害の世界をしなやかに生き抜くために』をめぐって」(一ノ瀬正樹・蝶名林 亮)

論考
「マードックと現象学」(吉川 孝)

シリーズ ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話」第九回(玉田龍太朗/企画:稲岡大志)

報告
「哲学の体系と実践 存在に触れながら」(畑 一成)
「これが高校生の本音?! 哲学に対する印象」(和辻 龍)

レビュー
「池田喬『ハイデガー『存在と時間』を解き明かす』(NHK 出版、2021 年)」(佐藤 暁)
「池田喬・堀田義太郎『差別の哲学入門』(アルパカ、2021 年)」(佐藤岳詩)

コラム
「#桜川ひかりに哲学のことをきいてみた 第5回 翻訳書を読む・原書を読む」(桜川ひかり)