分析哲学と文化をつなぐ雑誌『フィルカル』Vol. 2, No. 2を9月末に刊行いたします。
前号から続く特集シリーズ「アイドル」には、ケンダル・ウォルトンの理論を用いて、それぞれナナシスとボーカロイドの二次元アイドルを分析する論考が2つ並んでいます。
ほかにも、『忠臣蔵』と『神無月の巫女』に共通するジレンマ構造を読み解く論考、ロバート・ブランダムの推論主義から大森靖子を論じる論文、新たに始まった本邦初のデヴィッド・ルイス入門記事など、多彩な内容でお送りします。
ぜひお手にとって議論にご参加ください。
Amazonでもご購入いただけます。
目次
哲学への入門
「デヴィッド・ルイス入門 第1回 可能世界と様相の形而上学」(野上 志学)
文化の分析哲学
●特集シリーズ:アイドル
論考「メディアを跨ぐヴィヴィッドな想像―『Tokyo 7th シスターズ』における「跳ぶよ」というセリフの事例から―」(シノハラユウキ)
論考「その歌は緑の髪をしている―ボーカロイドとメイクビリーブ―」(松本 大輝)
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論考「『忠臣蔵』と『神無月の巫女』―理解され得ない欲求、のジレンマ―」(新野 安)
論文「大森靖子と推論主義」(川瀬 和也)
社会と哲学
報告「苦悩の臨床哲学」(本林 良章)
コラムとレビュー
連載コラム「生活が先、人生が後」第4回 更生した不良は正論に勝てるのか(長門 裕介)
レビュー「2017年上半期書評」(長門 裕介)
レビュー「高畑勲『アニメーション、折りにふれて』」(八重樫 徹)
投稿募集中
編集部では次号へ向け、分析哲学と文化をテーマとした原稿を募集しています。
投稿締切:2017年12月31日(日)
投稿先:philcul[at]myukk.org(「at」を「@」に変えてください)
原稿は、メールの件名に「フィルカル投稿」と明記したうえで、添付ファイルでお送りください。
投稿の詳細については「投稿募集」ページをご覧ください。
熱意のこもった原稿をお待ちしております。