上野修『「スピノザと〈私〉のありか」 (『フィルカル』Vol.8, No. 3刊行記念イベント)を開催します

イベントのご予約はこちら (予約サイト) から!

2023年12月、哲学の雑誌『フィルカル』(Vol.8, No. 3)が発売されました。
その特集「分析的スピノザ研究」では、英語圏でのスピノザ研究の現状が見通しよく整理されています。
寄稿者のひとりである上野修さん(大阪大学)をお招きし、スピノザについてのトークイベントを開催します。

哲学の歴史に、「彗星」のごとく現れた特異な哲学者、スピノザ。

『スピノザ全集』(岩波書店、2022年〜)の刊行開始以来、にわかに注目を集めているスピノザ哲学は、とにかく難解なことでも知られています。
独特な思想のゆえに「とっつきにくい」印象のスピノザですが、このイベントでは、『エチカ』の編訳者である上野さんが、スピノザの哲学をていねいに論じます。

上野さんの研究テーマでもある〈私〉の問題に焦点を合わせて見ることで、スピノザがなにを言いたかったのかが、きっとわかってくるはず。
また、スピノザ哲学と現代の哲学(ラカン・デイヴィドソン)の接点や、上野さん自身の研究・思索の展開(永井均・入不二基義・青山拓央との〈私〉の哲学をめぐる対話)など、ここでしか聞けない貴重なお話をたっぷり伺います。

イベント内容詳細

趣意文(画像をクリックするとPDFが閲覧できます)

チケット案内

  • 来店参加 2,750円(税込)¥2,750
  • 配信参加 1,650円(税込)¥1,650
  • セット券A 1,650円+書籍『スピノザ全集Ⅲ エチカ』5,280円+配送手数料520円
  • セット券B 1,650円+書籍『スピノザ全集Ⅲ エチカ』5,280円+配送手数料520円 
  • セット券C 1,650円+雑誌『フィルカル(Vol.8, No. 3)』2,530円

※詳細はこちら (予約サイト)

会場案内

本屋B&B
東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F

ご参加者さま限定、質問フォームを設置

チケットをご購入の方には、上野先生への質問を募集いたします。
質問はチケットお申込みフォームまたは質問受付フォームからよりお寄せください。
スピノザにかぎらず、哲学全般にかかわる質問、上野先生の研究遍歴に関する質問など、この機会に聞いてみたいことをぜひご質問ください。
※イベントの質疑の時間に、司会者が代読させていただきます。
※イベントは時間に限りがございますので、すべての質問にお答えできるとは限りません。
※読み上げる順番は内容に応じて運営が判断いたします。
※読み上げに際して、適宜質問文を要約・省略することがございます。ご了承ください。

出演者プロフィール

上野修(うえの・おさむ)
大阪大学名誉教授。専門は西洋近世哲学。著書に『スピノザの世界』(講談社、2005年)、『デカルト、ホッブズ、スピノザ』(講談社、2011年)、『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』(講談社、2013年)、『スピノザ『神学政治論』を読む』(筑摩書房、2014年)。共著に、永井均・入不二基義・上野修・青山拓央『〈私〉の哲学を哲学する』(春秋社、2010/2022年)など。
現在、『スピノザ全集』(岩波書店、2022年~)の編纂、および第3巻『エチカ』と第5巻『神、そして人間とその幸福についての短論文』の翻訳をつとめる。

コーディネーター
筒井一穂(東京大学大学院人文社会系研究科・フィルカル編集部)
research map

お問い合わせ

本イベントに関するお問い合わせは、基本的に会場である本屋B&Bまでお願いします。

フィルカル編集部
分析哲学と文化をつなぐ雑誌